【まとめ】フィンピペットについてよくある質問と回答をまとめてみた(Finnpipette FAQ)

【まとめ】フィンピペットについてよくある質問と回答をまとめてみた(Finnpipette FAQ)

普段、お客様からいただくフィンピペットについてのご質問について、考えられる原因とその解決方法をまとめました。フィンピペットでお困りの際はぜひ参考にしてください!

▼もくじ

Finnpipette(マニュアルピペット)

Q:ピペットの滅菌方法について教えてください。

Finnpipette F2(464246524662シリーズ)、Focus(46004601シリーズ)およびDigital(45004510シリーズ)はオー トクレーブ完全対応で、ピペット全体を分解せずに121°C 20分間のオートクレーブにかけられます。その他のモデルは、下部パーツを取り外してオートクレーブにかけてください。UV照射も可能ですが、ハンドルの色が黄色みをおび、長期間照射を続けるとプラスティックの表面に劣化を生じることがあります。

Q:FinnpipetteはUV耐性がありますか?

Finnpipette FシリーズはUV耐性のある材料を使用しています。UV照射を繰り返すと、ピペットの色が黄色みを帯びてきます。F1のような白い色のピペットでは特に目立ちますが、ピペットの性能には影響ありません。色調の経時変化は、市販されているどのピペットでも見られる現象です。

Q:ピペットにダメージを与えない化学薬品にはどのようなものがありますか?

ピペットに使われているプラスティックの薬品耐性の表を参照してください。ただし、薬品の濃度、温度、薬品に接触していた時間などのファクタも影響します。

Q:Finnpipetteは軽くて操作しやすいと聞いていますが、軽量だと壊れやすくはありませんか?

Finnpipetteの開発設計においては常に優れた性能と耐久性をもつ材料を選んでいます。近年ではより丈夫で耐性に優れたプラスティックが開発されています。Finnpipetteは、通常3年間、購入時にWeb登録していただくと5年間(マニュアルピペットの場合)の保証期間があり、安心してお使いいただけます。

Finnpipette F1(4641、4651、4661シリーズ)

Q:F1のハンドルは銀イオンによる抗菌作用があると聞きましたが、抗菌効果はどのくらい続きますか?

銀イオンはハンドル素材に含有されているため、効果は半永久的です。

Q:F1の抗菌作用の利点は何ですか?

微生物の増殖を抑制する作用があるため、ユーザーが原因となるサンプルのコンタミのリスクを低減します。

Q:F1のクリーニング方法を教えてください。

オートクレーブにかけられるパーツは容量モデルにより異なりますので、取扱説明書で確認してください。また、エタノールで全体をクリーニングする際は、エタノールに浸したコットンを固く絞ったもので拭いてください。

Finnpipette Novus(電動ピペット4620、4630シリーズ)

Q:バッテリの寿命はどのくらいですか?

約3年です。使用頻度によっても異なります。

Q:バッテリを交換したら「ERROR15」と表示されました。 どんな意味でしょうか?

バッテリが一度外されたことを意味しています。異常ではありませんので画面右下のOKを押してリセットしてください。

Q:フル充電後、どのくらいピペッティングできますか?

通常約4000回使用できます。大容量(10mlなど)やマルチチャンネルピペットは若干消耗が早くなります。

Q:オートクレーブ滅菌はできますか?

チップコーンなど下部パーツを取り外して121°Cで20分間オートクレーブにかけることができます。取外しは必ずSERVICEモード (OPTIONS>SERVICE)で行ってください。詳細は取扱説明書を参照してください。ハンドル(本体)部分は電子部品を含むため、オートクレーブできません。

Q:容量調整をしたいのですが…

CALIBRATEモード(OPTIONS>CALIBRATE)で行うことができます。詳細は「キャリブレーション」の項や取扱説明書を参照してください。

チップ

Q:Finntip以外のチップを使用できますか?

基本的に純正フィンチップの使用をおすすめします。他のブランドのチップも使用可能ですが、チップコーンへの適合性が原因で下記のような問題を生じることがあります。

  • 精度が低下する
  • チップをしっかり密着させようと、ピペットをチップに強く押し込んだり、ラック上のチップにたたきつけたりして、ピペットの損傷や故障の原因になる
  • チップコーンへの装着が浅く、チップイジェクタが届きにくいため、チップがうまく取り外せない

メンテナンスとピペットサービス

Q:メンテナンスはどのくらいの頻度で行ったらいいでしょうか?

使用する液体や要求される精度によっても異なります。通常、水溶液で毎日使用するピペットの場合、3 ヶ月に1度は分解して内部の掃除を行い、検定することをお勧めします。詳細は取扱説明書をご参照ください。また、O-リング等の消耗部品は定期的(年1回程度)に交換する必要があります。弊社のピペットサービスでは、定期点検に適したパッケージ(点検とクリーニング、消耗部品の交換、キャリブレーションを実施し、Calibration Report(検定データシート・英文)を添付してお返しします)をリーズナブルな料金で提供しております。

Q:ピペットサービス(点検・修理)を依頼したいのですが…

「サービス依頼書」と「汚染除去証明書」に記入し、サービスを依頼するピペットに添付をお願いいたします。

  • 「サービス依頼書」と「汚染除去証明書」はセットになっていて、弊社ウェブサイトからダウンロードできます。
  • 「サービス依頼書」は以下の中からご依頼内容にあわせてお選びください。
    • ISO/IEC 17025に基づく校正サービス依頼書
    • フィンピペットサービス依頼書
    • バリデーションサポート申込書

マトリックスサービス依頼書弊社ではピペット輸送用のピペットサービスバッグをご用意しております。お気軽にピペットサービスセンターにお問い合わせ下さい。

Q:ISO8655に従ったメンテナンスができますか?

弊社はISO/IEC17025を取得しており、その手順はISO8655に準拠しておりますので可能です。ISO校正サービスは専用のサービス依頼書をご利用下さい。 依頼書は弊社ホームページからダウンロードできます。

Q:品質システムを導入しています。ピペットの修理や点検を依頼した場合、品質証明書の発行は可能ですか?

バリデーションサポートのサービスをお申込みください。バリデーションサポートは、GLP、GMPなど品質保証システムへの対応を支援するサービスで、ISO/IEC17025に基づく校正サービスを実施しており、「ISO校正証明書」を発行します。年間契約コース(Finnpipette10本以上)とスポットサービス(10本未満)があります。

その他

Q:空気置換方式と強制置換方式の違いは何ですか?

いずれのタイプのピペットも、ピストンがシリンダまたはキャピラリ内を動く構造です。空気置換方式のピペット内では、一定の量の空気がピストンと液体の間に残ります。強制置換方式のピペットでは、ピストンが直接液体に接触します。空気がチップの中に入らず、コンタミネーション防止に効果的です。空気置換方式のピペットは水溶液の分注に一般的に使われます。強制置換方式は粘性の高い液体や揮発性の液体に適しています。

Q:粘性の高い液体の分注はどうしたらいいですか?

空気置換方式のピペットで、スタンダードまたはワイドチップを使用し、リバース法でゆっくり操作することをお勧めします。正確に分注したい場合は、その液体を使ってキャリブレーションを行ってください。水以外の液体でキャリブレーションを行うときは、その液体の密度で検定結果を補正してください。

Q:揮発しやすい液体を分注するとき、液体がチップから垂れ落ちるのを防ぐにはどうしたらいいですか?

空気置換方式のピペットを使用している場合、チップの先を液体に浸したまま数回吸排します。これにより、チップ内部の空気が揮発性物質の蒸気で飽和状態になり、液だれを抑制します。操作はできるだけすばやく行ってください。

Q:温かい液体や冷たい液体を分注すると精度にどのような影響がありますか?

ピペットは通常20-25°Cの蒸留水またはイオン交換水を用いて重量法でキャリブレーションされています。同じ容量でも、温かい液体の場合質量が小さく、冷たい液体の場合質量が高くなります。空気置換方式のピペットの場合、ピストンと液体の間にある空気の容積が温度変化によって膨張または収縮するため、分注量が不正確になったり、ばらついたりすることがあります。

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