リアルタイムPCRのコストを考えてみた|今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第3回

リアルタイムPCRのコストを考えてみた|今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第3回

今回は、リアルタイムPCR実験にかかるコストについて考えてみたいと思います!

リアルタイムPCRのコストには、機器インストールのための初期費用の他に、解析ごとに使い捨てとなる試薬類の費用がかかります。

では、リアルタイムPCRの解析に必要な試薬類のコストはどれくらいでしょうか? SYBR® Green試薬を用いた場合で、確かめてみましょう。

ここで、テクニカルサポートの「中の人・白神」よりクイズです! 実際、“お金のこと”の質問は現場からも多いんですよね……。

TS白神
Q: ターゲット遺伝子検出用のプライマーセットを含めて、1ウェルあたりの価格(25μLの反応系の場合)はいくらでしょう?

  1. 約2円
  2. 約80円
  3. 約500円

答えは……

 

 

2. の約80円(25μLの反応系の場合)です。

なるほど。この価格、高いと考えますか? 安いと考えますか?
高いと考えた方は、試薬類の費用だけでなく、1つの実験データを得るために必要な全ての人材、時間、予備実験の試薬も入れた、トータルコストを考えてみて下さい。

いかがでしょう? コスト計算で忘れられがちなのが、実験の条件検討のために費やされた人と時間。この労力を人件費に換算すると、意外と大きなコストがかかっていることが多いのです。

リアルタイムPCRのコストを考えるときも、実験の条件検討にかかる時間は大切なポイントです。次回で紹介するTaqManアッセイを利用すると、この条件検討が不要になります。さらにマルチプレックスでの遺伝子発現解析を行えば、貴重なcDNAサンプルを有効に使い分注での誤差を最小限にとどめて、サンプル抽出にかかるコストも削減できます。

つまりリアルタイムPCRは、従来の実験系で必要だった条件検討等のコストを劇的に減らし、トータルコストでとても“お得”なシステムになり得るのです。

次回からは、プライマー設計や検出系の精度の解説に加え、高品質なデータを最小限のコストで得る秘訣をお届けしていきます。

リアルタイムPCRハンドブック 無料ダウンロード

このハンドブックでは、リアルタイムPCRの理論や実験デザインの設計など、リアルタイムPCRの基礎知識が掲載されています。リアルタイムPCRを始めたばかりの方やこれから実験を考えている方にうってつけのハンドブックです。PDFファイルのダウンロードをご希望の方は、下記ボタンよりお申し込みください。
ダウンロードする

この記事に関する、ご意見・ご質問がございましたら、下記フォームからご連絡ください。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

勤務先・所属先

題名

メッセージ本文

 確認ページはございません。内容をご確認の上チェックを入れてください

トレーニング