SNPタイピングと遺伝子発現解析の深い関係 | 今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第33回

これまで、リアルタイムPCRシステムを活用して、目的遺伝子の発現調整領域やタンパク質をコードしている領域のSNPをスクリーニングする「SNPタイピング」についてご紹介してきました。SNPタイピングと遺伝子発現解析は、一見関係がないように見えますが、実は重要な関係があるのです。
TS白神
薬物代謝遺伝子などの遺伝子の発現量は、それらを調整する遺伝子の制御領域のSNPの影響を大きく受けます。これらについての研究では、これまではノーザンブロッティングで遺伝子発現を調べていましたが、リアルタイムPCRシステムを活用すると「正確な遺伝子発現比較」と「SNPタイピング」を組み合わせたアプローチが可能です。
すでに遺伝子発現解析にリアルタイムPCRを使っている場合は、サンプルとアッセイ試薬があれば、すぐにSNPタイピングを始められますよ。ぜひこの機会にリアルタイムPCRシステムを使ったSNPタイピングを始めてみてはいかがでしょうか?
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