【凍結保存の基礎 8】凍結保存に適した保存容器とは?

【凍結保存の基礎 8】凍結保存に適した保存容器とは?

この連載では、凍結保存に関する役立つ情報をお届けします。
普段、何気なく感じていることに対するヒントにもなると思いますので、ぜひお気軽にご覧ください。

プラスチックかガラスアンプルか

超低温下での凍結保存には、火炎で封をするガラスアンプルやプラスチックチューブが使用されます。

哺乳動物細胞の保存の場合、一般的には1.0~1.8mL程度の容器に0.5~1.0mL程度の細胞懸濁液が入れられます。プラスチックチューブとガラスアンプルでは熱伝導性が異なるため、プラスチックチューブとガラスアンプルでは解凍に要する加温時間が異なります。この違いは細胞の増殖能力に関して一部の敏感な細胞には重要ですが、ほとんどの細胞にとって大きな影響はありません。

その他の凍結保存容器としては、従来から胚の凍結保存に用いられるストローやポリプロピレン製プレートなどがあります。凍結保存容器を選ぶ際には保存中に試料を健全に保つこと、回収のしやすさ、操作性などを念頭に置くことが重要です。

マイクロチューブはクライオチューブの代用になりません

マイクロチューブを凍結保存容器として使用する場合がありますが、一時的な保存であってもマイクロチューブをクライオチューブとして使用することはお勧めできません。マイクロチューブはキャップ構造が比較的脆弱であり、凍結保存中にサンプルの漏れやそれが引き起こす周囲サンプルの汚染が危惧されます。また、書き込みエリアが小さいことやカラーコードやカラーキャップが使用できないため、サンプルの取り間違いや紛失のリスクもあります。マイクロチューブには、サンプルの長期的な保存に適切ではない品質のプラスチック樹脂が原料に使われている場合もあります。細胞を凍結保存する際には、凍結保存用に設計されたクライオチューブを使う必要があります。

プラスチック製クライオチューブのタイプ

プラスチックチューブにはインナーキャップとアウターキャップがあります。弊社製品のThermo Scientific™ Nunc™クライオチューブのインナーキャップにはシリコンガスケットが付いており、液体窒素温度下での超低音時保存に不可欠な気密性に優れています。一方、アウターキャップはキャップの下部が大きく広がっているため、開閉が容易でコンタミ ネーションリスクを軽減することができます。

近年は、クライオチューブの底面に2次元(2D)コードが刻印された2Dコード付チューブも多く用いられています。2Dコードは物理的/化学的な耐久性に優れており、ラベルのように凍結保存中に剥がれるリスクがありません。サンプル取り間違いなどのヒューマンエラーの低減や効率的かつ確実なサンプル管理にとても役立ちます。

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